マンションの管理組合?長期修繕計画?とは

お客様から長期修繕計画についてのご質問をいただきました。


都心では旧耐震や築古の物件仲介も多く、このあたりはしっかりと理解した上で購入のご判断をいただきたいところです。
お客様も一定の知識を得ている方で、長期修繕計画に関し、以下ご質問をいただきました。

  • このマンションは建替まで長期修繕計画表に加味されているのか?
    長期修繕計画はあくまで現行スペックの維持を算出基準にしています。
  • 長期修繕計画上、ゆくゆく積立が不足する事になるが、どうなるのか??
    ⇒ 管理組合の判断になる。都度適切な工事時期内容を検討、実施するにしても適正な金額を精査していきます。(工事時期内容を検討する事により積立金を守る)
    実施が避けれない際は、積立金増額(または一時負担金の発生)、組合による借入等を検討することも、、、、


まず、マンションを購入する事は区分所有者となり、必然的に管理組合員となり、上記含め検討していく事を説明させていただきました。
マンションは管理が楽!と思われている方も多く見受けれます。確かに管理会社に丸投げすれば実質的な作業は少なく済みますが、委託内容や履行の妥当性は理解する事が大切です。

残念ながらマンションの維持管理に関して、不動産業界で働いている方でも理解出来ていない担当者が多いのが実情です。
業界で働く者の知識を向上させる事も当方の使命と感じており、当社では管理業務主任者・マンション管理士の資格も保有する社員による社内勉強会も適宜開催しています。

「部屋がおしゃれ」「立地が良い」「金額が安価」という築古マンションは購買意欲もあがりますが、その後の管理・所有するリスクも含めご理解いただきたく、
当社からも出来る限りの説明はさせていただいておりますが、気になる点や不明点があれば気兼ねなくご質問いただければ幸いです。

渡邊

渡邊 紳一
大手不動産グループにて仲介売買業務に従事し、私鉄沿線の繁栄に貢献した事で表彰を受ける。その後、渋谷・二子玉川等の都市再開発に積極的に取り組む。
早期リタイアの後、若い人の負担を軽減し不動産購入を促進させる事により「日本経済を活性化させる」をモットーに、仲介手数料無料で行えるTICサービスを発足する。