【擁壁・外周ブロック施工とは?】土地選びの重要ポイント!
不動産購入の際、見落としがちなのが「擁壁(ようへき)」や「外周ブロック」の施工状況です。実は、これらは土地の安全性やコスト面に大きく関わる重要なポイント。今回は、擁壁・外周ブロック施工の基本とチェックポイントを解説します。
1.擁壁(ようへき)とは?
擁壁とは、高低差のある土地で土砂の崩壊を防ぐために設置される構造物です。特に傾斜地や盛土された土地では、擁壁の有無や強度が建築の可否を左右することもあります。
擁壁の種類
- コンクリート擁壁(RC擁壁):強度が高く、耐久性に優れる
- 石積み・ブロック積み擁壁:見た目が良いが、施工状況に注意が必要
- L型・逆T型擁壁:プレキャストコンクリート製で安定性が高い
確認すべきポイント
- 築年数・劣化状況(ひび割れや排水処理が適切か)
- 建築基準法への適合(高さ2m以上は構造計算が必要)
- 行政の確認(古い擁壁は再施工が必要なケースあり)
2.外周ブロック施工とは?
外周ブロックは、敷地の境界を明確にし、安全性やプライバシーを確保するために設置される構造物です。
外周ブロックの役割
- 境界の明確化:隣地とのトラブル防止
- 防犯対策:侵入防止、敷地の管理を容易に
- 景観向上:デザイン性の高い施工で外観を整える
確認すべきポイント
- ブロックの高さ・厚み(高すぎると圧迫感や倒壊リスクあり)
- 施工状態(ひび割れや傾きがないか)
- フェンス併用の有無(通風・採光の確保も重要)
擁壁の改修は建築コストに大きなインパクトを与えます。
行政の建築指導課の判断も重要になるので、そのあたりの経験に長けた仲介業者に依頼するのが良いでしょう。
営業 浅野