繰り上げ返済で保証料が戻ってくる?
表題の件、住宅ローンの借り換えをした際に発生する戻し保証料(収入)に関し、お客様の実例を用いて解説したいと思います。
結論から言うと、
住宅ローンの借り換えや全額繰上げ返済を行った際に
契約時に一括で保証料を支払っている場合(外枠方式)は、未経過分の保証料が返還されます。
そもそも、住宅ローンを組む際に支払う保証料とは
ローンが支払えなくなった際に、保証会社に代わりに返済してもらうために必要な費用となります。
ただし、保証会社が返済してくれたからといって返済が免除になる訳ではないので、お間違えないように(返済先が金融機関から保証会社に代わるだけ)
ちなみに、保証料は、借入金額、返済期間、金融機関等によって金額が変わります。
また、保証料が不要な金銭消費者契約を用いる金融機関も存在します。
保証料はどのくらい戻ってくる?
お客様の実例で見てみましょう。
・35年ローンを組み、一括で支払った保証料は約64万円。
・10年後、戻ってきた保証料は約23万円でした。
こちら手数料も引かれた金額になっています。また、金融機関により計算式や手数料が異なります。
保証料はいつ戻ってくる?
お客様の場合、月の頭に完済して同月末に返金されました。
こちらも銀行によって差があり、完済日の翌々月になるケースもあるようです。
今回は住宅ローンの借り換えの際に行った繰り上げ返済で
思わぬ収入が入ったお客様のお話でした。
渡邊
渡邊 紳一
大手不動産グループにて資産管理・用地仕入れ・仲介売買業務等の業務に従事した後、独立。その後も都市再開発不動産事業に積極的に取り組む。
若い人の負担を軽減し不動産購入を促進させる事により「日本経済を活性化させる」をモットーに、仲介手数料無料で行えるTICサービスを発足する。